遺品整理をする上で感じる難しさ

人はいつ死ぬのか誰にもわかりません。そのため、自らの手で後片付けをしてこの世を去るということはほぼ不可能に近いことです。大抵の場合は遺族の役割となるでしょう。これまでに私は三度遺品整理に携わっており、その際に感じた「難しい」ことについて記述させて頂きます。

まず、骨董価値のある品々についてです。こちらは私が祖父の遺品整理を手伝っている際に直面した問題ですが、祖父は様々な物の収集家であり、我々としては処分に困る物を多く残して逝きました。例えば古銭や記念切手といったマニアではなければ価値がわからないものです。
もちろんそれらの買取を行うサービスの存在を認知していましたが、祖父の思い出の品々を金銭に変えることに抵抗がある一方、身内には誰も引き取り手がいないため、結局は買取を行ってもらいました。その他には古箪笥や掛け軸、絵画といった物まであり、それぞれの引き取り手を探すことに苦労しました。

次にパソコンや携帯電話といったいわゆる「デジタル遺品」です。父が亡くなった時にデスクトップとノート型のパソコン二種と仕事用とプライベート用に分けていた携帯電話について、どのようにするべきか悩みました。
もしかすると控えておくべき重要データがあるかもしれない一方、見なければ良かったと後悔するデータが存在する可能性もあります。単にデータを全て消去し、初期化した状態で処分したり引き継いだりすることができないので、デジタルデータの扱いは遺品整理をする上で最も難しい物だと思いました。

なかなか難しいことだと思いますが、我々も日頃からもしもの際に遺品整理を行う人のことを気にかける必要があるかもしれません。