大谷石の自然石としての魅力

ooyaishi18大谷石というのは、生産が宇都宮市の大谷地区において行われています。
日常生活において古くから使われている緑色擬灰岩で、耐火性があることからかまどなどや、敷石、建築物の土台石、土留め、倉庫、蔵などに使われてきました。
一方、板蔵の貼り石や屋根石として、内装、外装の建築材などいろいろなスタイルで、火災から保護するために使われてきました。
大谷石を一躍全国に広めるために非常に効果があったのは、やはり大正時代に造られた旧帝国ホテルです。
関東大震災の際にもこのホテルは焼け残っており、設計者の傑作であるとその優美さは言われました。

使われた石とテラコッタとスクラッチ練瓦と石の彫刻の組み合わせの微妙なものは、遺憾なく大谷石の素朴で温かみがある柔らかい質感が発揮され、非常に人気になりました。
特に、教会堂建築などに昭和時代の初期には多く使われ、国登録有形文化財でもある宇都宮市内にある教会などは、代表的な大谷石で建造したものになっています。
大谷石の自然石としての魅力は、加工しやすい柔らかいもので、熱が通りにくく、優れた耐久性があり、地色は控えめなことです。
また、温かみが感じられる素朴なもので、風合いの独特のものがあることです。