中国の豚トイレ

トイレ世界の文明のふるさとのひとつである中国では、約2200年前から400年以上栄えた漢の時代に、すでに優れたトイレがあった。そのトイレとは便を豚に食べさせる豚トイレだ。

人間の便には栄養分がけっこう残っているので豚の餌になる。それで育った豚は肉として人間の口に入る。汚いと思うかもしれないが、リサイクルがうまくいっているトイレだといえる。

つくりはこうだ。豚が飼われている囲いの上に小屋がある。この小屋がトイレで、人間がトイレを使うと落っこちて豚が食べに来るというもの。豚はさめた便よりもホカホカの便のほうがお好みだそうだ。この豚トイレは中国に近い沖縄にも伝わってフールと呼ばれた。これはアジア・太平洋戦争が終わるまで使われていたという。